オランダ教育サポート













今日のアジェンダ#1

1) 面谷まりこ自己紹介

2) オランダの教育が注目される理由

3) オランダの教育の概要

4) オランダと日本の教育の違い

今日のアジェンダ#2

5) YourLegals 教育サポート内容

6) YourLegals 教育サポートの事例

7) 入学までのステップ

8) 親がやらないと行けないこと

9) オランダの教育でよかったこと
良くなかったこと

面谷まりこ


大阪出身、同志社大学卒

東京で外資系企業に就職

2002年より、オランダに移住
(夫がオランダ人)

娘と息子の育児を
オランダ語、英語、日本語の環境で行う

ワンオペ·ワ―ママ:育児+家事+仕事

オランダは育児をしながら働く
女性の環境がよいことに気がつく

現在、大学生の息子と高校生の娘から
通してみるオランダの教育に
改めて素晴らしさを感じる毎日...

2) オランダの教育が
注目される理由











教育制度が幅広く、多様性がある

特色のある公立学校や私立学校

公立も市立も授業料なし

インターナショナル・スクール

ブリティッシュ・スクール

カトリック系やユダヤ系の学校

オランダのオールタナティブ教育

公立・私立・カトリック・プロテスタントの
学校が積極的に取り入れている

モンテッソーリ

ダルトン

イエナプラン

シュナイター

フレイネの知育玩具

遊び、会話、共同プロジェクト

生徒の個性や性格を尊重

生徒の自主性や創造性を育成することに力を入れている

生徒たちが自分自身のスタイルで学ぶことを促進

フレキシブルなアプローチ

生徒たちは自分の興味や才能に応じて学ぶ

学習に対する自己肯定感が高い

制服がなく規則が少ない

オランダで育つ子供達の幸福度は高い

子供が自分自身のスタイルで学ぶことを促進

健康的な生活習慣

男女ともに育児休暇

子育てに必要な行政支援

平等な社会

国際的に高い評価

OECDの国際学力調査プログラム
"Programme for International Student Assessment"
で長年高い評価

教師のレベルが高い

IT教育をいち早く導入

進歩的教育方法の採用に積極的

3) オランダの教育システム











保育園、プレ幼稚園、幼稚園

保育園

0歳から3歳までの幼児教育

プレ幼稚園 (Peuterspeelzaal)

2歳、2歳半から始まるお遊び教室

幼稚園(kleuterklas)

小学校(basisschool)の8年制初等教育の最初の2年に相当

初等教育(Basisschool)

オランダは5歳(5歳の誕生日の翌月から)から義務教育

4歳から小学校(グループ1)に入学可能

ほとんどの生徒は、4歳から入学・通学

義務教育は5歳から16歳まで

学区制はなし

公立学校や私立学校などさまざま、選択は自由

中高校(VWO, HAVO, VMBO)

中学・高校は、(middelbare school)

公立学校でも、私立学校でも、中高校一貫教育

グループ7(小学5年生に相当)で
全国共通学力テスト(CITO)

テストの結果と普段の成績をもとに、本人、保護者
学校側の三者が相談してコースを決める

コースを決定して、中高校のオープンデー見学

VWO
(voorbereidend Wetenschappelijk Onderwijs)

6年制の大学進学コース

必修科目は、国語としてのオランダ語、英語
フランス語、ドイツ語、物理

人文科系ギムナジウム(Gymnasium)、アテネウム(Athenium)

理数・技術系テクナジウム(Technasium)

卒業認定されるとオランダの大学の入学資格がもらえる

HAVO
(Hoger Algemeen Voortgezet Onderwijs)

5年制の高等一般教育コース

1-2年目の必修科目はオランダ語、外国語、数学、歴史、科学

3 年目に、社会文化、経済、自然科学、技術のいずれか選択

卒業認定されるとHBO(高等職業教育機関)の入学資格がもらえる

会計士や技術者、医療従事者にはHBO卒業生が多い

就職に優利

VMBO
(Voorbereidend Middelbaar Beroeponderwijs)

4年制の中等職業準備コース

職業訓練と、言語、数学、歴史、芸術
科学の理論教育を組み合わせたもの

オランダの中高校生の 60% が VMBO に在籍している

企業で職業実習(インターン)を行うデュアルシステム

経済的自立と手に職つけたい生徒に向いている

日本人学校と日本人補習校

日本の文部科学省指定の教科書
学習指導要領を指導計画の基本にしている

急遽、日本に帰国しても
円滑に日本の 授業が学校についていくことができる

オランダには ロッテルダム、アムステルダム 、ティルバーグ
マーストリヒトに日本人学校、日本人補習校がある

4) オランダと日本の教育の違い











学校のルール、生活

学校のルールが違う

全国統一テスト(CITO)

宿題(huiswerk)は多く出る

小学校で落第あり

十分な睡眠と健康的で規則正しい生活

自立できる生徒

積極的に行動し、自立性と社会的責任感をもとめる

どんな仕事が自分に向いているか生徒に考えさせる

保護者も学校に積極的に聞く必要あり

5) YourLegals 教育サポート内容











初期費用に含まれるもの

入学までのサポート

お住まいの近くの学校のリストアップ

学校探しのお手伝い

学校に登録

学校に訪問・見学

追加で請求させていただくもの

入学以降のサポート

学校の通知・連絡事項などの翻訳・通訳

学校のメールの翻訳・通訳

学校の校長先生・担任の先生との
2者、3者面談設定

面談の通訳

その他、フレキシブルに対応します

6) YourLegals 教育サポートの事例











事例#1 水泳ディプロマ

9歳の生徒

アムステルダム近郊の小学校

学校のイベント(プールやポルダースポーツ)に
オランダの水泳ディプロマBが必要

面谷が保護者の相談をきいた上で、学校の通知や連絡を翻訳

水泳ディプロマを取得できる水泳プールの紹介と登録

事例#2 学校の先生と相談

10歳の生徒

アムステルダム近郊の小学校

宿題(huiswerk)や全国統一テスト(CITO)のことがわからなかった

面谷が学校の担任と校長先生、保護者と
2者のメール・電話で双方の状況確認

校長先生・担任の先生から
CITO(全国統一テスト)受験義務の説明あり

テストや宿題がないと思ったら、実はかなりあった

テストや宿題をしないでよいか、学校と相談し、学校側は了承

事例#3 子供が学校になじめない
→ 転校を希望

10歳の生徒

アムステルダム近郊の小学校

その小学校の人気が高すぎて、1クラス30名を超える

教員不足で、新しい教師やクラスを増やせない

子供が学校と同級生になじめない

面谷が学校の担任の先生と校長先生に相談

近くの小学校に空きあり(1クラス20名以下)

見学後、転校手続きをする

転校先で授業の質は高く、先生も好きで
友達もでき、生徒はハッピー

事例#4 インタースクール探し

4歳のお子様

親はインターナショナルスクールを希望だが
オランダが好きなので、オランダらしさもある学校を希望

日本で日本の幼稚園に通っていた

面谷がインターナショナルスクールを紹介

空きがあることを学校に確認して登録

保護者の職場に近い学校なので
通勤途中に子供を学校に連れていける

保護者が希望すれば、学校の外で子供とランチが一緒にとれる

7) 入学までのステップ











日本にいるうちにやって頂きたいこと

通っている日本の学校への退学届け

オランダから日本へ帰国後、学校に必要な書類の確認

各種証明書の入手(在学、卒業、成績)内申書

接種済み予防ワクチンの英文証明書

オランダでもワクチンは任意接種

ケガ、感染症に関する、学校・医療関係者への説明書類

特定の疾患や処方箋

医師の診断書

オランダ移住後

決まった住居の周りでの学校のリストアップ

学校を決める

市役所で住所登録、BSN番号取得

決めた学校に登録

決めた学校に連絡・訪問日をきめる

学校へ訪問・見学

決めた学校へ書類手続きをすませる

子供さんが学校へ通い始める(入学式はありません)

8) 親がやらないといけないこと











親がやらないといけないこと

学校の先生との懇談会

学校からの連絡・通知を読む

休む場合は、学校に連絡する

片親が未成年の子供と国外に出る場合
同意書を準備

学校の先生との懇談会

子供の様子を聞く

先生への質問を準備する

先生にわからないことは聞く

学校からの連絡・通知を読む

必要な持ち物は大丈夫ですか?

宿題や予習・復習は大丈夫ですか?

課外授業の準備は大丈夫ですか?

行事の準備は大丈夫ですか?

休む場合は、学校に連絡する

病欠のときの連絡方法を確認する

長期休暇以外で休暇をとる時の詳細

市・学校に許可を申請する必要があります

片親と国外に出る場合、同意書の用意

離婚している場合、親権を証明するもの

市役所発行の住民登録票や出生証明書

同行しない親のパスポート写し

子供の復路航空券

片親と国外に出る場合

オランダ王立軍警察によれば、子の奪取や誘拐などを防ぐため、出入国審査においてその子の渡航に関する親権者の同意確認を実施しており、特に一方の親だけが子供を連れて渡航する場合に、もう片方の親の同意確認が求める場合があるとしています

同警察は、親・子の国籍にかかわらず、一方の親だけが子供を連れて出入国審査を
受ける場合は以下に挙げる書類を携行することをアドバイスしています

9) オランダの教育で
よかったこと
良くなかったこと











良かったこと#1

子供達がオランダの学校に満足して幸せなこと

学校教育のレベルが高い

IT教育がちゃんとしている

スマホ、タブレット、SNSの使い方と危険性

優れた語学教育

国語としてのオランダ語

実践的な英語

スペイン語、ドイツ語、フランス語など

良かったこと#2

学力向上のための全国統一テスト(CITO)と
宿題(Huiswerk)

学習教材がしっかりしている、塾や参考書が不要

イジメが発生した時、学校の対応が早かった

良かったこと#3

オランダならではの子供と楽しめる行事が多い

聖ニコラス祭

聖マルチン祭

オランダ国王の日

イースター

クリスマス

他の保護者さんとの交流とイベント

保護者だけの飲み会やコーヒーブレーク

学校の設備費を募るための、チャリティーパーティーもある

どんな問題があっても
学校に遠慮なく相談できる信頼と安心感

良くなかったこと#1

CAO(教職員のオランダ労働組合)が変更

教職員の労働環境をよくするため

学校での居残りや補習がなくなった

学校行事が少なくなったのが寂しい

数年に1回、教育システムが変更

保護者が混乱

良くなかったこと#2

中高校への入学の際
定員オーバーだと抽選になる

十分な学力と成績なのに、抽選に外れて第1,2志望の学校に入学できなかった

家の近くの第3志望の中高校に入学→本人は満足

日本の高校のように最終的にはペーパーテストで決めた方がよいのではないか?

大学も入学の際、定員オーバーだと抽選になる

ありがとうございました

YourLegalsへの連絡先

https://yourlegals.jp

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